治療内容

その他

低用量ナルトレキソン療法(LDN)


ナルトレキソンは、1963年に合成された、オピオイド受容体拮抗薬に属します。この薬は人においてFDAにより麻薬中毒治療薬やアルコール依存症治療薬として認可され、獣医領域では犬や猫の行動療法の治療薬として使われています。米国ペンシルバニア大学のDr.Ian Zagonはナルトレキソンが細胞の成長に影響すること、また低用量のナルトレキソンが内因性のエンドルフィンの産生を増大することを発見しました。同時期、ニューヨークのDr.Bihariはエイズ患者がエンドルフィンレベルが正常の20%以下であることを発見し、その後、エイズを始め、癌、自己免疫性疾患など様々な病態をLDNで治療しました。低用量のナルトレキソンを投与することでエンドルフィンの産生を2~3倍に増大させます。これにより、細胞増殖の抑制(癌の抑制)、創傷治癒の促進、炎症の抑制(自己免疫疾患の改善)などの変化を起こします。
LDNの効果が期待できる疾患としては、人に置いて肺気腫、子宮蓄膿症、猫エイズ、自己免疫性皮膚疾患、潰瘍性大腸炎、ウイルス感染など、そして、効果が期待できる癌としては、膀胱がん、乳がん、大腸直腸がん、肝臓癌、リンパ性白血病、リンパ肉腫、悪性黒色腫、多発性骨髄腫、卵巣癌、膵臓ガン、前立腺癌、腎細胞がん、咽頭癌などがあります。
上記以外にこのLDNは、αリポ酸点滴療法と併用すると肝硬変や腎不全のような変性性疾患に有効な手段となりえます。
__ (3).JPG


動物の放射線被曝対策